Webライティングの正しい書き方やルールってよくわからないですよね。
特に、これまで自己流で書いてきた場合や、Webライターになりたてのタイミングでは何が正解なのか迷ってしまうことが多いと思います。
そこで今回は、現役でコンテンツディレクターを務めている私が、Webライティングで押さえるべき13の基本ルールについて解説します。
本文の中では文章の構成案作りの原則や読みやすくする工夫、SEO対策のポイントまで紹介しています。
最後までお読み頂ければ、Webライティングの基本的なルールに加え、書き方に迷った際の判断基準も身につくはずです。
Web系クリエイターに仕事を依頼する企業の発注者責任者
早稲田大学卒。2015年からWebライターとしてWeb業界にデビュー。最初はライターとして年間200記事超えのペースでコンテンツ作成を担当。
その後、コンテンツディレクター、Webメディア運営の責任者にキャリアアップし、累計12のWebメディアをグロースさせる。現在は人材・教育系の会社でWeb事業部での責任者を務め、Web系フリーランスの方々にお仕事を発注している。
自身も現役のWeb人材であると共に、累計で100名程のWeb系職種の方と大なり・小なりのお仕事をしてきた事からWeb系人材のキャリア形成に精通している。
①結論ファーストで書く
Webライティングに取り組む際には、代表的な文章展開である「起承転結」よりも「結論ファースト」の書き方が有効です。
結論ファーストの文章の場合、最後まで文章を読まない、流し読みユーザーにも、書き手の伝えたいことが伝わりやすいという利点があります。
一方で、文章の最後に結論が来る「起承転結」型の文章の場合、最後まで読まれないと結論を読者に伝えられません。
私がこれまで10以上のWebメディアの運営に関わり各メディアのユーザー動向を解析した結果、ブログ記事を最後まで読む人は10人中2人程度でした。
そのため、Web記事は流し読みされることが多く、最初から最後まで読む人は一部です。つまり、起承転結型の文章では、大多数の読者に「伝えたい事を伝えられない」可能性があります。
多くの人に伝えたいメッセージを届けるためにも、Webライティングでは起承転結ではなく、最初に結論を述べる「結論ファースト」を意識したいところです。
②スマートフォン向けの改行をする
Web記事を書く際には、スマートフォンでの見やすさを考慮して改行するのがおすすめです。現在では多くのWebサイトが、パソコンよりもスマートフォンで閲覧されることが多いためです。
総務省の「情報通信白書令和4年版」によると、個人のインターネット利用率はスマートフォンが68.5%であるのに対し、パソコンは48.1%です。
私が過去に10以上のWebメディア運営に関わった経験でも、BtoBサイトを除けば、デバイス別アクセス比率はスマートフォンが7割、パソコンが2割、タブレットが1割程度というケースが多かったです。
以上のようにWeb記事はスマートフォンで読まれることが多い以上、スマートフォンで読みやすいように改行しましょう。
経験上、スマートフォンでは60文字~90文字程度で改行を入れると画面上で文章が詰まった印象を与えにくくなります。ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです
③クライアントが定めたルールを守る
WebライターがWebライティングに取り組む際には、クライアントが定めたルール(レギュレーション)を守ることが求められます。
Webライターが書く記事は、クライアントのサイトに掲載されるため、サイト内の別の記事と統一されたルールで書く事が望ましいためです。
文末を「です・ます」調に統一しているサイトであれば、そのルールに従わなければなりません。
他にも、各見出しの本文の文字数を150文字~350文字にするルールがある場合、その範囲内で各見出しの本文を書くことが求められます。
クライアントが定めたルールに従わない記事を書いてしまった場合、どんなに内容が詰まっている記事でも、「ルールを守れないWebライター」という評価を受ける可能性があります。
自身の評価を守るためにも、クライアントが定めたルールを守ったうえで執筆に取り組むようにしましょう。
④トーン&マナーを統一する
Webライティングのルールの1つにトーン&マナーの統一があります。
Webライティングにおける、トーン&マナーというのは、文章における文体や表記ルールや文章の調子を合わせることを指します。
なぜトーン&マナーの統一がWebライティングで重要かというと、統一されていないと明らかに読者に不自然な印象を与えるためです。
例えば、ページ内の語尾が「です・ます」調で、パソコンのデータ復旧方法について解説する記事があったとします。
その際に特定の見出しだけ、語尾が「です・ます」調ではなく、「だ、である」といった表現になっていると、違和感が残ります。
他にも「パソコンのデータを復旧する」という表現についても、本文の中に以下の表現が混在すると読者は混乱します。
- パソコンのデータの復元を行う
- コンピュータのデータを元に戻す
- パソコンの中身を元に戻す
それぞれは一見すると同じ意味ですが、表現が変わるため、同じことを指しているのか分からなくなるためです。
読者に違和感を与えず、スムーズに理解してもらうためにも、トーン&マナーの統一化が欠かせません。
トーン&マナーの統一は、Webライティングに取り組む際に意識すべきルールの一つとして押さえておきましょう。
⑤1文は60文字以内を目安にする
Webライティングの成功のためには、1文の文字数を長くしすぎないことが重要です。目安としては、60文字程度を上限にするのがおすすめ。
なぜ1文を60文字以内にした方が良いかというと、1文が長すぎると読みにくくなるためです。1文が長いと主語と述語の関係がわかりにくくなり、内容の理解をするのが難しくなります。
例えば、以下の「私の夢」について1文でまとめている文章をご覧ください。
私の夢は会社に依存せずに個人で食べていける人間になり、何歳になっても失業や定年退職を気にせずに収入を稼げることに加えて働き方を自分で選べる状況を作り、不本意な労働環境からいつでも離れられるようにしておくことです。
文章が長いので、読みにくいですよね。一文で色々な情報が詰まっているので、一読しただけでは内容が頭に入りにくいはずです。
一方で同じ文章を複数の文に分け、各文の文字数を60文字以下にしてみます。
先ほどの長い1文に比べると、はるかに読みやすくなったはずです。不用意に1文を長くせず、1文の上限文字数の目安を60文字と考えて執筆に取り組むことが重要です。
⑥見出しと本文の内容を合わせる
Webライティングで重要なルールの一つが、見出しと関係のない本文を書かないことです。
読者は、見出しを見て本文に書いている内容を予測するので、内容がずれていると違和感を感じます。
例えば、「ビタミンCが取れるおすすめの果物7選」という見出しの中で、ビタミン剤を紹介してはいけません。
ビタミン剤は果物ではないので、果物を紹介する見出しの中にビタミン剤を紹介すると話題とずれてしまうからです。
他にも、Webライターのスキルアップ方法について紹介する見出しにおいて、Webライターの案件獲得方法を紹介するのはよくありません。
スキルアップ方法と案件獲得方法は話題が異なるため、別の見出しで記載するのが無難です。
見出しと本文を一致させることは、Webライティングにおいてとても重要なルールです。
⑦読者が理解できる難易度と用語で書く
Webライティングでは、読者が理解できる難易度と用語で書くことが欠かせません。
なぜなら、読者が理解できない難易度の文章で書いたり、難解な専門用語を大量に文章内に記載すると、読者に「わからない」と思われてしまうためです。
読者は本文を読み進めるにあたり、「内容がわからない」と思うと、ページを閉じてしまいます。そのため、読者が理解できる難易度や単語を使って文章を書くことが望ましいです。
読者に理解される文章を書くコツ
読者に理解される文章を書くために心がけたいポイントをまとめました。
- 難しい用語には補足説明をつける
- 文章は中学生でもわかる難易度で書く
- 読者がイメージしやすい例え話を入れる
- なるべく専門用語を使わずに書く
上記を意識しながらライティングに取り組めば、読者が内容を理解できる文章を書けるはずです。ぜひ、意識しておきましょう。
⑧指示語の使用はなるべく避ける
Webライティングのルールの1つに、なるべく指示語を使わないようにしたい、があります。指示語というのは、「これ」「あれ」「それ」などを指します。
指示語を使わない方が良い理由は、文章内に指示語があると、読者が文章の内容を理解できなくなる恐れがあるためです。
例えば、「これが一番ベストな選択です」という1文があったとします。その際に、「これ」が何を指すかがわからないと、文章の内容を読み取れません。
それに現在のWebコンテンツは、スマートフォンでの流し読みで読まれることが多いです。
読者が流し読みをする場合、精読しないと何を指しているのかが掴みにくい、「これ」や「あれ」といった指示語の利用は望ましくありません。
以上のように、Webのコンテンツを書く際には、なるべく指示語を使わない、という点をルールとして頭に入れておきましょう。
⑨表や箇条書きを使う
Webライターが意識しておきたいWebライティング時のルールの1つに、表や箇条書きを適宜使うのが望ましい、というものがあります。
表や箇条書きを利用すれば、伝えたい内容を視覚的にわかりやすく表現できるため、読者が文章の内容を理解しやすくなります。
例えば、取り組む副業にWebライターを選ぶメリットを説明するとします。
誰にでもできる、本業の合間でできる、パソコン1台でできる、初期投資が抑えられる、在宅でできる、という形で「、」を連続で使い、一文で全てのメリットを記載することは可能です。
しかし、読みにくいと感じるはずです。なぜなら、一文に色々な情報が詰まっているので、読み手の理解が追い付かない文章になっているためです。
箇条書きを使うと読みやすくなる
先ほどの「、」で色々な情報を1文に詰め込んでいた文章において、箇条書きを利用すると以下のようになります。
副業としてWebライターの仕事をはじめるメリットとして、以下の5つがあります。
- 誰にでもできる
- 本業の合間でできる
- パソコン1台でできる
- 初期投資を抑えられる
- 在宅でできる
今回取り上げた箇条書き形式の文章の方が、一文で全てのメリットを記載した文章よりもメリットの内容が伝わりやすいはずです。
表を使えば詳細に書ける
| Webライターの仕事のメリット | 詳細 |
|---|---|
| 本業の合間でできる | Web記事の執筆は、スマホでもできるため、本業の隙間時間や通勤時間に取り組むことが可能。 |
| 初期投資を抑えられる | 既にお手持ちのパソコンやスマホで取り組める仕事なので、初期投資や資金準備は基本的に不要。 |
箇条書きや表を使うと、情報が整理されて読者に伝わりやすくなります。ぜひ活用しましょう。
⑩根拠のない情報の記載は避ける
根拠のない情報の記載を避ける事も、Webライターが守っておきたいWebライティングのルールの1つです。
読者に誤った情報や不確かな情報を届けることは、読者に損害を与える恐れがある行為です。それに、誤った情報や不確かな情報が掲載された記事は、記事を掲載しているメディアの信頼性を落とす恐れがあります。
根拠のない情報や誤った情報の掲載を避けるためにも、以下のような内容は記事に含めないようにしましょう。
- 明確な情報ソースの裏付けがない報道内容
- 信頼性の低い情報源が発信した情報に基づいた主張
- 公開されている情報を都合よく解釈し、その偏った解釈
- 客観的に立証できる裏付けがない中での主観に基づいた情報
⑪不用意に冗長表現を使うのは避ける
Webライティングに取り組む際に心がけておきたいルールの1つに、不用意に冗長表現を使わない、という点が挙げられます。
「冗長表現」というのは、同じ意味の言葉を繰り返したり、不必要な言い回しを使うといった、くどくて長い表現のことです。
「冗長表現」を使うと、文章が不用意に長くなるために読みにくくなります。しかも、読者に違和感を与える場合まであります。
よくある「冗長表現」を改善例と共にまとめましたので、ご覧ください。
|
冗長的な特徴 |
冗長的な文面の例 |
改善例 |
|---|---|---|
| 不要な前置き | この度は、私たちの製品に関心を持っていただき、誠にありがとうございます。 | 製品へのご関心誠にありがとうございます。 |
| 無くても意味が通る文章 | 個人的な意見として、多分これは良い考えではないと思います。 | これは良い考えではないと思います。 |
| 記載する意味がない語句 | 実際のところ、当社は新しいプロジェクトに取り組むことを決定しました。 | 当社は新しいプロジェクトを始めます。 |
| 不必要に長い表現 | 彼はその時点で、手が空いていたため、該当のタスクを引き受けることができました。 | 彼は手が空いていたため、タスクを引き受けました。 |
| 同意語・同義語の重複 | 彼は確実に必ずその仕事を終えるでしょう。 | 彼はその仕事を確実に終えるでしょう。 |
冗長な表現は文章を読みにくくするため、読者に不快感を与えることにも繋がります。冗長な表現は使わないのが望ましい以上、冗長表現を使わなければいけない特別な理由がない場合は使用を控えましょう。
⑫情報は最新のものにする
Webライティングでは、記載する情報は最新のものにする必要があります。なぜなら、読者が知りたいの現在の最新の情報だからです。
例えば、あなたがポケットWi-Fi(ワイファイ)のキャンペーンを特集する記事を書くとします。
その際に、読者は現在実施されているポケットWi-Fiのキャンペーンを知りたいはずです。そのため、1年前に実施され、すでに終了しているポケットWi-Fiのキャンペーン情報は読者の役には立ちません。
一方で現時点で実施されているキャンペーンをお得な順番で紹介すれば、読者の役に立ちます。
読者は最新の情報を求めているので、原則として記事に掲載する情報は最新のものを載せることを意識しましょう。
⑬コピペ情報の掲載はNGである
コピペ記事の作成をしないのはWebライターが絶対に守っておきたいルールの1つです。
コピペ記事というのは、他のサイトの記事に掲載されている情報をそのまま転載している記事のことを指します。
文章全てのコピーはもちろん、見出し単位を含めた部分的なコピー掲載もコピペ記事になることがあります。
コピペ記事の作成は、著作権の面においてもGoogleアルゴリズムの面でも問題になり得ます。
他のサイトに掲載されている文章の著作権は、文章の書き手か記事が掲載されているサイト運営者が持っています。そのため、文章をそのまま転載する場合、著作権の侵害に繫がる恐れがあります。
また、Googleのアルゴリズムの面においても、コピペ記事は高い評価を受けることは期待できません。
なぜなら、Google側は、Googleの検索セントラル内の「コンテンツの品質」を確認する際の質問項目の1つに、以下の項目を設けているためです。
コンテンツが他のソースを参考にしたものである場合は、単なるコピーや書き換えではなく、付加価値とオリジナリティを十分に示すものですか。
Google検索セントラル
以上のように、コピペ記事は著作権の面でもSEOの観点でも問題があるため、コピペ記事は書かないようにしましょう。
Webライティングのルールにおける注意点
Webライターが、Webライティングのルールと関わる際に押さえておきたい4つの大前提をまとめました。
- Webライターはクライアントの方針を第一に考える
- ライティングのルールは適宜更新されるため、過去の知識に固執しない
- 求められるルールはメディアや案件ごとに異なる事がある
- ライティングルールに縛られすぎず、質の高い記事作成を心がける
Webライターはクライアントの方針を第一に考える
Webライティングに取り組む際に大前提として押さえたい点は、クライアントが決めたルールや方針に従うことです。
仮に今回ご紹介した13のルールとクライアントが定めるルールが異なる場合、Webライターとしてはクライアントのルールに合わせるのが正解です。
なぜなら、クライアント側は自社が定めたルールに沿っている記事を高く評価するためです。
私自身、3つの企業でWebメディアの運営責任者を担当していましたが、自社メディア内の記事の執筆ルールを守ってくれるWebライターを高く評価していました。
自社のルールに沿った記事を納品してくれる場合、納品後の編集や修正にかかる時間を削減できるからです。
Webライターは企業や個人に記事を納品するサービス業です。そのため、クライアントが定めたルールや方針に即した記事を納品することはとても重要です。
ライティングのルールは適宜更新されるため、過去の知識に固執しない
WebライターがWebライティングのルールと関わる際に意識をしたいのは、ルールは変わる事がある、という点です。
以前よく使われていた手法や書き方のルールは、現時点では正解ではない、という場合があります。
なぜなら、Googleのアルゴリズムも読者が読む環境も常に変化しているためです。
例えば、スマートフォンが一般化される前はWebサイトはパソコンで見るのが一般的でした。そのため、パソコンで見やすい文字サイズや改行位置で記事を書くのが定石でした。
一方で現在は「情報通信白書令和4年版」にあるように、個人のインターネットの利用率はパソコンよりもスマートフォンの方が格段に高くなっています。
それにGoogleも検索エンジン上のランキング付けにはパソコン版ではなく、モバイル版のコンテンツを利用すると、公表しています。
参考:モバイルサイトとモバイルファーストインデックスに関するおすすめの方法
そのため、文字サイズや改行位置はパソコン上での表示ではなく、スマホ上での表示に最適化させるのが無難です。
以上のように、Webライティングのルールにおける正解は変わる事がある事は押さえておきましょう
求められるルールはメディアや案件ごとに異なる事がある
Webライティングにおける適切なルールは、サイトや案件単位で異なります。
なぜなら、ライティング時のルールや正解となる書き方は、サイトや案件ごとに定められていることが多いためです。
そのため、記事執筆に取り組む際には、サイトや案件単位で決められたルールや記事を公開する予定のサイトの他の記事を参考にしましょう。
サイトや案件単位で異なる事が多いため、絶対に確認をしておきたいポイントをまとめましたので、ご覧ください。
| 項目 |
詳細 |
|---|---|
| 末尾の表記 | 「です・ます」調の事もあれば、「だ」という形式もある。 |
| 読者の属性 | メディア単位で想定する読者の性別・年齢・年収などが異なる。 |
| 記事の文字数 | 各記事の目安の文字数は各メディアや案件単位で大きく異なる。 |
| リードパラグラフの文字数 | リードパラグラフの目安の文字数は、各メディア単位で異なる。 |
| キーワード比率 | 記事内に掲載するキーワードの目安の頻度も案件単位で異なる。 |
| 見出し単位の文字数 | 1つの見出し単位での本文の目安の文字数は、サイトや案件単位で大きく異なる。 |
| NGワードやNG表記のルール | 一部のメディアや案件の中には使用を避ける単語や表記があるので、確認が必要。 |
| 文章の書き方のルール | PREP法やSDS法をベースに書く、といった基準の書き方もサイトや案件単位で異なる。 |
| 書き手の立場 | 経験者やプロや初心者、といった書き手の立場も案件やサイト単位で大きく変わる。 |
9つのポイント以外にもサイトや案件で個別で定められているルールがある場合は、定められたルールに従いましょう。
特に指示がない場合は、サイト内の他のページを書き方を参考にしたり、一般的な書き方で問題がないかをクライアントに確認しましょう。
ライティングルールに縛られすぎず、質の高い記事作成を心がける
Webライティングのルールを守れば、文章の質を上げることが可能です。しかし、過剰にルールに縛られすぎると、文章の質を下げる場合があります。
なぜなら、Webライティングのルールは文脈や状況までは考慮されていないからです。
例えば、PREP法で記事を執筆する事が求められるとします。
PREP法は論理的に伝えるという点に優れてる反面、内容の詳細を記載する際には最適ではない場合があります。
また、関連語や共起語をなるべく多く使う、というルールがあるとします。ルールに従って関連語や共起語を詰め込みすぎると文章が崩れることがあるので、不自然に詰め込むのは避けるのが無難です。
以上のように、Webライティングのルールを過剰に守りすぎると、文章の品質を下げることもあります。そのため、ルールを理解しつつも文脈や状況次第ではルールに縛られ過ぎない姿勢も大切です。
ルールが決まってなく迷った時の解決策
ここまでWebライティングにおけるルールをご紹介してきましたが、Webライティングの案件においては明確なルールが定まっていない事があります。
そこで、明確なルールが定まっていない状況における、適切な対象法を3つお話しします
読者のためになるかどうかで判断する
ルールが決まっておらず、書き方に迷った際には、「最も読者のためになる書き方は何か」で判断しましょう。
なぜなら、Webライティングの世界における価値の高い記事は、読者の役に立ち、読者に最後まで読んでもらえる記事だからです。
現にGoogleが検索セントラル上で公開している「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」において、コンテンツの品質を考える際の質問事項に以下が含まれているくらいです。
コンテンツを読んだユーザーは、有益な時間を過ごせたと感じられますか。 特定のユーザー層がすでに存在しているか、想定されており、その人たちがビジネスまたはサイトを直接訪問した際に、コンテンツを有用だと感じてくれると思いますか。 コンテンツを読み終わったユーザーは、あるトピックについて、目的を果たすのに十分な情報を得たと感じることができますか。
Google検索セントラル
ルールが無く、書き方に迷った際には、読者のためになるかどうか、最も読者のためになる書き方は何か、という観点で判断しましょう。
サイト内の他の記事を参考にする
書き方に迷った場合は、記事が掲載されるサイト内の他の記事を参考にするのがおすすめです。
同一サイト内の別の記事は、サイト内のルールに基づいて作成されていることが多いためです。
それにサイト内の他の記事の書き方を参考にすれば、文体や文章の記載方法が他の記事と全く異なる記事の納品を避けられます。
そのため、書き方に迷った際には記事が掲載されるサイトの他の記事の書き方を確認しましょう。
ただし、執筆した記事が掲載される予定のサイトがわからない事もあるかもしれません。その場合は、「記事執筆の際の参考にしたいので、教えてくれませんか?」とクライアントに確認することが求められます。
クライアントに確認する
ライティングの際に明確なルールがなく、どのように書けばよいか迷った時にはクライアントに確認しましょう。
クライアントの方針に沿って記事執筆に取り組めば、クライアントの求める仕上がりを大きく外さなくて済むためです。
クライアントに確認する際の3つのポイント
書き方の不明点についてクライアントに確認や質問をする際には、以下の3点を心がけるようにしましょう。
- 確認事項はまとめて聞く
- 答えを求めずに複数の提案から選択してもらう
- 質問をする時間帯と文面には気を配る
答えを求めずに複数の提案から選択してもらうとは?
「複数の提案から選んでもらう」というのは、Webライター側が選択肢を考え、クライアントに希望のものを選んでもらう方式を指します。
つまり、「どうすればよいですか?」と答えを相手に聞くのではなく、以下のような質問を投げかける事になります。
- 「AとBとCの書き方で迷っていますが、どれがベストですか?」
- 「AとBとCの中でCの書き方で進めようと考えていますが、大丈夫ですか?」
事前に選択肢を考えた上で質問をした方が良い理由は、クライアントの回答の負担を減らすことに繋がるためです。
クライアントとしては、質問に対する回答をゼロから考えるよりも、あらかじめ打診された選択肢から選ぶ方が楽です。
スムーズなやりとりのためにも答えをクライアントに回答内容を考えさせる手間を最小限にする配慮をしましょう。
今回の内容のまとめ
この記事では、WebライターがWebライティングに取り組む際に押さえたい13の原則的なルールとルールがない時の正しい対処法を中心に解説してきました。
最後に今回の内容で特に重要なポイントをまとめましたのでご覧ください。
- Webライターがライティングに取り組む際に心がけたいルールは以下の13項目です。
①結論ファーストで書く
②スマートフォン向けの改行をする
③クライアントが定めたルールを守る
④トーン&マナーを統一する
⑤1文は60文字以内を目安にする
⑥見出しと本文の内容を合わせる
⑦読者が理解できる難易度と用語で書く
⑧指示語はなるべく避ける
⑨表や箇条書きを使う
⑩根拠のない情報は避ける
⑪意図なく冗長表現を使うのは避ける
⑫情報は最新のものにする
⑬コピペ情報の掲載はNGである - Web記事はクライアントの方針に合わせて作成するのが定石です。記事を掲載する予定のサイト内にある既存の記事の書き方を参考に、文体や表現を統一しましょう。
- ライティングルールに縛られすぎず、柔軟に対応することも大切です。不明な点があればクライアントに確認し、指示を仰ぎましょう。
- 文章の記載ルールが定められていない場合は、読者のためになるか、どの書き方が読者にとってありがたいか、という観点から判断するのが無難。
今回ご紹介したWebライティングのルールとルールとの関わり方を参考に、日々のライティング業務に取り組んでみてくださいね。