Webライターをしているけれども書くこと以外もしてみたい、もっとスキルの幅を広げたい、と思ったことはありませんか。
Webライターをやる中で何かが足りない、ライティングの仕事が本当に自分に合っているのか疑問に感じている、という人が興味を持ちやすい仕事の一つにWebディレクターがあります。
この記事では、Webライターからディレクターへ転身した経緯を持つ私の経験を元に、
- ディレクターとはどんな仕事なのか?
- Webライターとディレクターの違いとは?
- Webライターからディレクターを目指すためにはどうすれば良いのか?
といった点についてお話ししていきます。どこか燻っているWebライターの方はぜひ読んでみてください。
この記事を書いた人
Web系クリエイターに仕事を依頼する企業の発注者責任者
早稲田大学卒。2015年からWebライターとしてWeb業界にデビュー。最初はライターとして年間200記事超えのペースでコンテンツ作成を担当。
その後、コンテンツディレクター、Webメディア運営の責任者にキャリアアップし、累計12のWebメディアをグロースさせる。現在は人材・教育系の会社でWeb事業部での責任者を務め、Web系フリーランスの方々にお仕事を発注している。
自身も現役のWeb人材であると共に、累計で100名程のWeb系職種の方と大なり・小なりのお仕事をしてきた事からWeb系人材のキャリア形成に精通している。
目次
まずはWebディレクターの仕事を押さえよう
Webディレクターは、Web上サイトのページやLP、バナーなどを制作する制作プロジェクトの進行管理を担当する仕事です。
Web制作を依頼するクライアントと制作実務を担当するデザイナー等の制作担当者との間に入り、期日通りにクライアントが求める水準の制作物を納品できるように制作業務の進行を監督する事が求められます。
Webディレクターの主な担当業務
前述したようにWebディレクターの仕事は多岐に渡りますが、ここではWebページやLPを制作する際の主な担当業務について、以下の表にまとめました。
フェーズ | 主な業務内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 要件定義 | ・制作物の納期や水準を明確にする | いつまでに何をどのように制作するか、要件を決める。それに応じて必要な人材や予算、期間といったリソースを洗い出す。 |
| 企画設計 | ・WebサイトやLPのワイヤーフレームの作成 ・サイトの設計 | サイトやLPの構成案やデザイン案を作成し、クライアントの要望を具体化していく。 新たにサイトを立ち上げる場合、サイトマップの作製も担当する。
|
| プロジェクト組成 | ・優れたWebライターやWebデザイナーの採用と管理 ・スケジュール作成 | 必要な人材などのリソース確保をする。 自社で賄えない場合は他社やフリーランスの人材をアサインすることもある。 制作プロジェクトの進行スケジュールを組む。 |
| 進行管理 | ・スケジュール管理 ・タスク管理 | 納期までに制作物を納品できるように、各自のタスク管理をする。 自社だけでなく、クライアントや代理店、他社のタスク管理も必要になる。 |
| 品質管理 | ・コンテンツの品質管理 ・クライアントと合意した仕様を守っているかの確認 | 制作物の品質チェックをし、要件に適したものになっているかどうか確認する。 |
上記以外にも見積作成や請求対応といった事務的な業務や製作途中で発生する問題の解決や関係者各所とのコミュニケーション業務もあります。
担当する業務が非常に広いので、Webディレクターとして活躍するためには様々なスキルが求められます。
WebライターとWebディレクターの働き方の違い
Webライターからディレクターになると、働き方も変わります。
せっかくWebディレクターになったのに、働き方のギャップで挫折してしまうのはもったいないです。そのため、WebライターとWebディレクターそれぞれの働き方の違いについて、説明いたします。
Webライターの働き方
Webライターの基本的な仕事は、クライアントのWebメディアに掲載する記事を制作することです。
そのため、仕事のメインは記事を書くためにパソコンで文章を打つことになります。
パソコン一台で一人できる仕事である以上、個人で黙々と作業する時間が多くなり、人とのコミュニケーションは少なめです。
その反面、納期さえ守れば自分のペースで仕事をしやすいといえます。
ただし、Webメディアの編集を担当したり、コンテンツディレクターも兼務する場合は、後ほど取り上げるWebディレクターの仕事と似てきます。
現にあなた以外のライターが作成した記事の添削や、執筆する記事の構成案を企画したり、作成することが求められます。
ですが、以上のような仕事はWebライターのメインの仕事ではありません。あくまでメインの仕事はWeb記事を書き上げることです。
そのため、Webライターとして働く場合は記事を書く、という行為が仕事のメインになると思いましょう。
Webディレクターの働き方
Webディレクターの仕事は多岐にわたるため、一言で表すのは難しいですが、あえて言うなら、制作実務の管理と調整をすることが仕事のメインです。
自分一人では完結しない制作業務におけるクライアントの期待値を調整したり、制作チームの各メンバーの進捗を見ながら期日通りに制作プロジェクトを完了させるための進行・管理が求められます。
そのため、業務は一人で完結せず、他人とのコミュニケーションが欠かせません。
また。制作途中ではクライアント側から追加の要望が出てくることや、大きな問題が発生することもあります。その都度、軌道修正をするための調整やクライアントと制作チームのメンバーとのやり取りが求められます。
関係者各位の想定外の行動や予期せぬトラブルに振り回されることも多く、大変なことも多いです。
一人では業務が完結がしない環境の中で、クライアントと合意した要件を満たした制作物を期日通りに納品できるように、制作プロジェクトを進行管理して制作物の納品にまで導くことが求められます。
両者の働き方の本質的な違いとは?
Webライターとディレクターの決定的な違いは、制作物を生み出す側か制作物を管理する側か、ということです。
Webライターは基本的にクライアントからのこういう記事を書いて欲しい、という依頼があって仕事をスタートします。また、クライアントの依頼を受けた後は一人で仕事に着手することが多いので、チームワークはそこまで求められません。
そのため、記事の制作に集中したい場合や一人で黙々と作業したいのであれば、Webライターとしてやっていく方が良いでしょう。
一方でWebディレクターはあくまでも制作プロジェクトの進行の管理が仕事なので、実際に手を動かして作ることは基本的にありません。
何をどのように作って欲しいか、というクライアントのふんわりした要望を具現化し、デザイナーやエンジニアやWebライターに指示をするのが仕事です。
そのため、最低限の制作に関する知識は必要になりますが、仕事の中心は制作プロジェクトの進捗管理や製作部隊の後方支援です。
どちらが上ということはありませんが、Webディレクターは制作者に動いてももらえないと仕事を完了できない立場です。
一人で業務が完結する事が多いWebライターにはあまり求められない、チームの他のメンバーが働きやすくなるような動き方も求められます。
私個人の経験になりますが、WebライターからWebディレクターになると、プレーヤー思考からプロジェクトリーダー思考に移ることが求められると思います。
ディレクターの仕事が向いている人と向いていない人
Webライターをしている人が必ずしもディレクターに向いているとは限りません。一日の大半を占める仕事ですから、自分に向いているものがいいですよね。
ここではWebディレクターが向いている人と向かない人の特徴をそれぞれお話しします。
Webディレクターの仕事が向いている人の特徴
Webディレクターの仕事が向いている人の特徴は以下の7つです。
- 小さな違和感など、細かいことによく気が付く
- 計画を立ててその通りにチームを導くことが好き
- 煩雑なことを順序立てて整理することが得意
- 人とのコミュニケーションが多い仕事をしたい
- 常に変化のある仕事が好き
- 色々な関係者各所の要望をまとめることが得意
- 色々な立場の人達の板挟みになる事がそこまで苦ではない
Webディレクターは制作プロジェクトの司令塔的な立ち位置の役割を担います。そのため、制作プロジェクトが円滑に進むように、事前に問題になりそうな点を押さえて、先回りして解消することが求められます。
特に多くの人が関わるプロジェクトでは、クライアントや制作担当が混乱しないよう、ディレクターが順序立てて整理して、円滑にコミュニケーションをとることが求められます。
常に計画を立てて遂行することが求められる反面、様々な問題が起きて計画通りにいかないことも多いです。
そのため、緻密な計画を立てる計画性に加えて、トラブルが起きた際に臨機応変な対応を取れる柔軟性も求められます。
逆に向かない人の特徴
次にWebディレクターが向かない人の特徴の代表例を7つまとめました。
- 細かいことを気にしない
- 管理するより自分の手を動かしたい
- 一つのことに集中して取り組みたい
- 人とのコミュニケーションが苦手
- 一度組んだ計画を阻まれるのが苦手
- 一人で黙々と仕事をする方が好き
- チームの成功よりも自分の成功に重きを置く人
今取り上げた7つの特徴について補足します。
まず第一に細かいことを気にしない人はWebディレクターに向いていません。
フォントのサイズや種類といった細かい事を見逃すと大問題に発展することもあります。
また、管理するより自分の手を動かしたい人だと、制作者に任せるべきところを自分でやってしまうので、本来の管理業務が疎かになりがちです。
それに意外かもしれませんが、計画通りに進めたい人にもおすすめできません。
計画を立てる必要はありますが、計画通りにいかないことのほうが多く、そういった時にWebディレクターの手腕が問われます。計画通りにいかなくて当たり前、くらいのマインドが必要です。
加えて制作プロジェクトを無事に完了させるための進行管理が役割である以上、自分よりも関係者やチーム全体を優先する立ち回りをする姿勢や対人コミュニケーション能力も求められます。
そのため、自分の仕事が終わればオッケー、という個人主義的な考えの人も向きません。
ディレクターになるよりもWebライターを続けた方が良い人の特徴
Webライターの中でもディレクターになるより今の仕事を続けたほうがいい人もいます。Webライターを続けたほうがいい人の特徴は以下の5つです。
- 記事を書くことが好き
- チームのメンバーに振り回されるのは嫌である
- 一つのスキルの専門性を高めたい
- 1人で黙々と作業するのが好き
- ミーティングや報告会への参加が嫌いである
Webライターからディレクターになるのは、スポーツでいえばプレイヤーからマネージャーになるイメージです。自分で動くのではなく人に動いてもらうために動く、という意識が必要となります。
マネジメントが主になれば、今までとは違って制作物が自分の手から離れることになります。自分の文章に対して作品のように愛着があるタイプの人は、Webライターを続けたほうが幸せでしょう。
仕事の幅が広く、多くの人と仕事をせざるを得ないので、黙々と1人で仕事をしたい人や書くことに集中してスキルを高めたい人、書く仕事が好きな人もライターを続けるべきでしょう。
Webライターからディレクターになる方法
Webディレクターを目指したいけれども、Webライターからディレクターになるためには何をどうすればいいのか、全く分からないという人も多いでしょう。
そこで、WebライターからWebディレクターになれた経験を持つ私が、自身の経験を踏まえて具体的な方法をお話しします。
未経験でも応募が可能なディレクターの案件に応募する
未経験からWebディレクターになる方法の1つに、「未経験の応募がOK」な案件に挑戦する、という方法があります。
実はディレクターを募集している案件の中には、未経験でも応募可能なものもあります。
現にクラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトを探せば、未経験でも応募ができるディレクター案件は複数見つかります。一例としては以下の通りです。
単価が安くてシステム手数料も抜かれるとなると、割に合わない案件と感じるかもしれません。
ですが、簡単な案件を何回かこなすだけでもディレクターとして働いた実績を作れるのは大きいです。
未経験からWebディレクターになりたいのでしたら、まずは報酬を気にせず、未経験でもできる案件に応募してみましょう。
ライティングを請け負っている企業にディレクション業務も請け負うことを伝える
ライティング案件を発注している企業の中には、ディレクターを求めているケースもあります。
そのため、今あなたが記事作成業務を請け負っている企業にディレクター業務も対応可能な旨を伝えれば、任せてもらえるかもしれません。
未経験の状態でディレクター業務に関わるのはハードルが高いかもしれませんが、なんとかなります。
というのも、ディレクター業務の中にはライターが納品した記事のFactチェックや記事に差し込む画像の手配といったライター寄りの仕事もあるためです。
それに私自身、記事執筆の仕事をもらっていた企業にディレクターの仕事を依頼された際には未経験でしたが、なんとかこなせました。
そのため、ディレクターを目指すのであれば、今ライティング業務をもらっている企業に、ディレクター業務も振ってほしい、と伝えてみることは有効です。ぜひ実践してみてください。
Webライター経験者を積極採用しているWebディレクター求人に応募する
WebディレクターになりたいWebライターの方は、Webライター経験者を求めているWebディレクター求人に応募するのも有効です。
大前提としてWebディレクターを募集している企業の中には、Webライター経験者を積極的に採用しているケースがあります。
例えば、こちらの求人情報では、Webライティングの実務経験がある事が応募条件になっています。
以上のような、Webライター経験がある人向けのディレクター求人は探せば数多く見つかります。
参考までにWebライター経験者を評価するディレクター求人には、募集要項に歓迎するスキルや評価する経験にWebライティングスキルやWebライター経験を記載している傾向があります。
そのため、Webライター経験を歓迎している事を明記しているディレクター求人を見つけた際には、チャンスだと思い、積極的に応募しましょう。
Webライターがディレクターにキャリアップする3大メリット
次は、Webライターがディレクターにキャリアアップすることで得られる3つのメリットをご紹介します。まずはじめに、今回取り上げる3つのメリットをまとめましたので、ご覧ください。
- 年収を上げられるチャンスがある
- 記事制作以外のスキルや実務経験を得られる
- ディレクションとライティングスキルを持つ希少な人材になれる
それぞれの詳細について、これから解説します。
年収を上げられるチャンスがある
WebライターがWebディレクターになれば、年収を上げられる可能性が十分にあります。
現にマイナビエージェントによると、WebライターとWebディレクターの平均年収の違いは以下のようになっています。
| 職種名 | 平均年収 |
|---|---|
| ライター | 382万円 |
| Webディレクター | 442万円 |
Webディレクターはライターよりも仕事の幅が広く、必要とされるスキルも増えるため、平均年収が高くなっています。そのため、平均年収の差を考えるとWebライターからWebディレクターになれば、収入アップを狙えます。
年収を上げられるチャンスが手に入る、という点はWebライターがディレクターを目指す大きなメリットと言えます。
記事制作以外のスキルや実務経験を得られる
Webディレクターになれば、記事制作以外のスキルも必要になります。必要なスキルの一例は、以下の通りです。
- 資料作成
- コミュニケーション
- ワイヤーフレーム、デザイン案作成
- アクセス解析、データ分析
- 業界知識(取引先次第)
- プロジェクトマネジメント
- 提案、交渉力
記事を書く以外のスキルも求められる以上、WebライターがWebディレクターになれば、スキルの幅を広げられるチャンスが手に入ります。
Webライティング以外のスキルを学べる機会が得られるのは、WebライターがWebディレクターを目指す大きなメリットと言えます。
ディレクションとライティングスキルを持つ希少な人材になれる
WebライターがWebディレクターになるメリットの1つは、希少性の高い人材になれることがあります。
なぜなら、Webライターを経験したうえでWebディレクターになれば、2つの職種を経験したことになるためです。
Webライターだけできる人やWebディレクターだけやってきた人は少なくありませんが、両方を経験している人は希少です。
私自身、4社のWeb系の会社で働いたことがありますが、Webライター経験とWebディレクター経験の両方を持っていた人は5人ほどしか会ったことがありません。
4社で合計150人くらいのWeb人材と会ってきた中での5人なので、3%くらいしかいませんので、本当に希少です。
しかも、Webライターとディレクターのスキルの両方がプロといわれる水準まである人は実は二人しか見てきていません。
以上のように、Webライターを経験した上でWebディレクターになれば、両方の経験とスキルがある希少性が高い人材になれます。
Webライターからディレクターになってよかったこと
冒頭にも述べたように、私はWebライターからディレクターになりました。そこで私自身の経験から、Webライターからディレクターになって変わった点をまとめてみました。
| 年収 | Webライター時代は年収300万円以下でしたが、Webディレクターになってからは100万円程年収が上がりました。 |
|---|---|
| 年収 | Webライター時代は年収300万円以下でしたが、Webディレクターになってからは100万円程年収が上がりました。 |
| 働き方 | 幅広く様々な業務に関わるようになり、勉強することが増えた。社内や社外の人とのコミュニケーションの機会も多くなったので、ライター時代とは異なり、一人でパソコンと向き合う時間は減った。 |
| 業務時間帯 | 他の人とのコミュニケーションが求められる都合上、朝10時から夜19時の8時間がコアタイムになった。一人で自由な時間帯に働けるWebライター時代とは異なり、健康な朝方生活になった。 |
| キャリア展望 | 対応可能な業務の幅が広くなり、プランナーやアナリストといったキャリアチェンジの選択肢が増えた。 記事を書く以外のスキルがなく、Webライター以外の働き方に挑戦ができなかった時とは状況が大きく変わった。 |
| スキル | ライティングスキルだけではなく、デザインスキルや資料作成術、アクセス解析といった様々なスキルが身についた。スキルの幅が広がり、自身の市場価値が上がった感覚もある。 |
以上のような変化があった中で最も大きな相違点は、対面でのコミュニケーションが増えた点です。
Webライター時代は、人とコミュニケーションをとることはほとんどなく、一人で黙々と記事を書いていたので、大きな変化でした。
他人とのコミュニケーションには最初は苦手意識があったものの、徐々に慣れていくと共に、周りのメンバーと協力するからこそできる規模の大きな仕事には、面白みを感じるようになりました。
1人で黙々と仕事をすることに孤独感や物足りなさを感じている人には、チームで働く経験は斬新であるとともに学ぶことが多いはずです。
もしWebライターという働き方に物足りなさを感じているのでしたら、ディレクターを目指してみる価値はあります。
ディレクターを目指すのであれば学んでおきたい能力
ディレクターを目指すにあたり、スキルに不安を抱えているかもしれません。そこで、WebライターからWebディレクターになった経験を持つ私が、Webディレクターを目指すのであれば学んでおきたいスキルをご紹介します。
学んでおきたい11のスキル
| スキルの種類 | スキルの説明と習得法 |
|---|---|
| Webディレクションスキル | Webサイトやコンテンツ制作において、企画・進行管理・品質管理を担うスキルです。ライターやデザイナーをはじめとした制作メンバーをまとめ、納期や成果物の完成度を確保します。 実際に実務経験を積まないとなかなか身につきませんが、知識に関してはWebディレクション検定という民間試験の勉強をしたり、Webディレクション関連の本を1冊読めば学べます。 |
| コミュニケーションスキル | 多くの人と関わる以上、チャットやメール、対面を含めたあらゆる場面で人にあなたの意思を正しく伝える能力が求められます。ロジカルライティングやコミュニケーション関係の本を1冊読んでみて実践するのが有効です。 |
| 最低限の制作関係のスキル | デザインの構成案や、デザインの微調整をディレクターが行う場合もあるので、最低限の制作関係のスキルは必要です。 Photoshop、Illustrator、XDなどのツールを最低限扱えると良いですね。 また、HTMLやCSSの知識も最低限あると、開発職の人と話がしやすくなるので、勉強の一環で簡単なWebサイトを作ってみたり、1冊本を読んでみるのがおすすめです。 |
| サイトSEOに関する知見 | Webライターなら知っている人も多いSEO(検索エンジン最適化)の知見はWebディレクターでも必要です。 WebディレクターになるとWebライターが学ぶコンテンツSEOに加えてWebサイトの内部対策をはじめとしたサイトSEOを学ぶ必要があります。基本的な知識はSEO内部対策関係の本を読んでみると全体像を学べます。 サイトSEOを学ぶのにおすすめの本は、「いちばんやさしい新しいSEOの教本」がありますので、目を通してみると良いでしょう。 |
| プロジェクトの進行管理能力 | プロジェクトを滞りなくスケジュール通りに進行できるよう管理する能力は、ディレクターに必須です。PMBOKやプロジェクトマネジメントに関する本を一冊読んでみることが有効です。 |
| Webマーケティング関係の知識 | マーケティングを目的としたWebサイトの制作をすることも多いので、Webマーケティング関係の知識は知っておきたいです。 Web広告、SNS、コンテンツマーケティングといった知識はWebマーケティングの入門書を1冊読んだり、Webマーケティングについて特集しているYoutubeチャンネルを見れば広く浅く学べます。 |
| アクセス解析、分析 | Webサイトのアクセス解析や分析ツールを入れるのはもはやスタンダードになっています。そのため、GA4やサーチコンソールといった代表的なツールの使い方を覚えておくことが重要です。 どちらもYoutubeやWebサイト上で色々な人が解説されているので、目を通すと知識を短期集中的に増やせます。また、自身でブログサイトを立ち上げてみてアクセス解析をするのも1つの手です。 おすすめのサイトとしては、「Google Analytics 4 ガイド」というWebサイトと「Webディレクター養成大学」というyoutubeチャンネルがあります。 |
| 提案力・交渉力 | 売上向上のためには依頼を待つだけではなく、最適な提案をすることが必要になります。 また、トラブルが起こった場合に円滑にまとめる際などにも提案力や交渉力は重要です。 どちらのスキルも交渉術周りの本を1冊読み、他人と関わる際に日々さりげなく実践するのが一番身につきます。参考までにおすすめの本は、「【決定版】ハーバード流“NO”と言わせない交渉術」、という本です。 |
| 分かりやすい資料の作成能力 | ディレクターは社内外の様々場面で資料作成が求められます。 わかりやすい資料をスピーディーに作成する能力があれば業務の幅も広がり、効率化もできます。主に求められるスキルはPowerPointやExcelなので日々練習で利用する機会を増やすと良いでしょう。 |
| ビジネス英会話スキル | 意外かもしれませんが、英会話ができると重宝されることがあります。 過去に私がWebディレクターとして働いた会社では海外の取引先があり、ビジネス英語ができる人間にしかできない業務がありました。 他のスキルと比較すると優先度は下がりますが、英語に苦手意識がないようであればTOEICの勉強等を通して英語のリーディングとリスニング力を上げるようにしたいです。 |
| 校正スキル | Webサイト内の文章の表記ゆれや不自然な日本語を修正する校正スキルはWebディレクターにも求められます。 特に後者の校正スキルはWebライター時代に身に付ければディレクターになってからも使えます。そのため、日々のライティング業務の中で文章の校正に力を入れることで慣れていきましょう。 |
全体像の理解と資料作成術は特に大切
今取り上げたスキル郡の中でも、Webディレクションの全体像の知識と資料作成力は身に付けておきたいです。
なぜなら、WebライターからWebディレクターになる場合、最初は先輩ディレクターのアシスタントをしたり、難易度の低い案件を引き受けることになるので、専門知識の深さよりも目の前の実務を納期通りに仕上げることに必要なスキルや知識の方が求められるためです。
Webディレクションの全体像を理解すれば、担当する作業がプロジェクト全体においてどんな役割を持つのかを理解しやすくなるので、ずれた納品物を出すリスクが減ります。
また、資料の作成力はエンジニアやデザイナーやライターといった制作メンバーにやってもらいたいことを伝える際に重要になります。
分かりやすい資料を作れれば、制作メンバーが資料を見た直後に仕事に取り組めるので、プロジェクトが円滑に進みます。
一方でわかりにくい資料しか作れない場合、制作メンバーから大量の確認やクレームが来るので、プロジェクトの進行が悪くなります。
あくまで私自身の経験になりますが、ディレクターを目指すのであれば、Webディレクションの全体像の知識と資料作成力は特に重要です。
このページのまとめ
最後にここまで取り上げた内容の中で特に重要なポイントをまとめました。
- Webディレクターは、クライアントと制作チームの間に立ち、制作プロジェクトの進行管理を務める仕事である。
- WebライターはWebディレクターになればスキルの幅を広げることができる。
- WebライターがWebディレクターを目指す場合、制作者ではなく制作プロジェクトの管理者になる必要があると覚悟した方が良い。
- 人とのコミュニケーションや細かい業務が好きな人はディレクターの仕事は向いている。
- チームで働くよりも一人で黙々と働きたい人はWebライターを続けた方が良い。
- Webライター歓迎のディレクター求人もあるので未経験でも挑戦はできる。
- ディレクターを目指すのであれば、Webディレクションや資料作成術等は学んでおきたい。
今回の内容をご覧いただき、Webディレクターになることへの興味が深まりましたら、ぜひディレクター職に挑戦してみましょう。
私自身の経験になりますが、Webライターからディレクターになることでスキルの幅が広がり、年収も100万円程上がった経験があるので、挑戦する価値は大いにあると思います。
仮にディレクターの仕事が合わなければ、もう一度Webライターに戻ることもできます。そのため、ディレクターになるチャンスがあるのでしたら勇気を振り絞って挑戦してみると良いでしょう。