Webライターとして仕事を得るためにポートフォリオを作るべき、というアドバイスはよく見るけれど、どう作ればよいかわからない、という人は多いでしょう。そこでこの記事では、以下の内容を中心に解説します。
- Webライターが作りたいポートフォリオとは何か?
- ポートフォリオに記載できる実績の一例
- ポートフォリオ作成時に気を付けること
- 参考になる先輩Webライターのポートフォリオ
- ポートフォリオに対してWebライターが抱く疑問
そろそろポートフォリオを作らなければ、と焦りを感じているけれども、何をどうしたらよいかわからないWebライターの方には、特にお役に立てる内容になっています。
Web系クリエイターに仕事を依頼する企業の発注者責任者
早稲田大学卒。2015年からWebライターとしてWeb業界にデビュー。最初はライターとして年間200記事超えのペースでコンテンツ作成を担当。
その後、コンテンツディレクター、Webメディア運営の責任者にキャリアアップし、累計12のWebメディアをグロースさせる。現在は人材・教育系の会社でWeb事業部での責任者を務め、Web系フリーランスの方々にお仕事を発注している。
自身も現役のWeb人材であると共に、累計で100名程のWeb系職種の方と大なり・小なりのお仕事をしてきた事からWeb系人材のキャリア形成に精通している。
Webライターが用意したいポートフォリオとは?
そもそもポートフォリオって何?
そもそもポートフォリオとはなんでしょうか。ポートフォリオ(Portfolio)の本来の意味は、紙挟み、折りかばんといった、複数の書類をひとまとめに持ち運べるケースのことです。
つまり、自分実力をアピールしやすい作品たちをひとまとめにした作品集と考えると良いでしょう。
このことから、Webライターにとってポートフォリオは、過去に執筆をした記事や案件の概要をまとめた作品集になります。
ポートフォリオが必要な理由
Webライターとして案件を獲得し続けるためには、ポートフォリオの準備は必要です。
なぜなら、クライアントは発注するライターが「どんな記事を書けるのか」、「文章のクオリティはどうか」といった点を発注する前に確認したいためです。
その際に、過去の制作実績がまとめられたポートフォリオが役に足ります。特に十分な実績がないWebライターは、ポートフォリオがなければスキルを証明できず、案件獲得の難易度が上がります。
一方でポートフォリオがあれば、あなたの実力を制作実績を通して伝えられるため、クライアントとしてはあなたの実力を把握したうえでお仕事の依頼が可能です。
以上のようにあなた自身の実力をきちんと理解してもらうためにも、ポートフォリオの準備はWebライターには欠かせません。
信頼されるWebライターになるためにも、実績を整理し、魅力的なポートフォリオを作りましょう。
ポートフォリオを作成する事で得られる主なメリット
|
メリット |
詳細 |
|---|---|
| 自分を魅力的にアピールできるようになる | ポートフォリオを作成すると、あなた自身の実績やアピールポイントを可視化できます。そのため、客観的にあなたの実力を相手に伝えられるので効果的なアピールが可能です。 |
| ビジュアル的にわかりやすく情報を伝えられる | ポートフォリオは視覚的に訴えれる資料にできるので、見せ方次第で、職務経歴書よりもあなたの実績や実力を伝えられる資料になります。 |
| 得意分野やできる仕事を可視化できる | ポートフォリオ作りを通して、自分の得意分野や実績が明確になり、フリーランスに求められる「何ができる人なのか」を的確に伝えられるようになります。 |
| 自分の代わりに営業ツールとなってくれる | Webポートフォリオを公開していれば、自分が寝ている時も仕事している時も勝手に営業してくれる資料になります。中身がしっかりしていれば、ポートフォリオを見た個人や企業から問い合わせが定期的に来る可能性もあります。 |
まだ実績も少なくてポートフォリオなんて作れない、と考えてしまう人もいますが、初心者こそポートフォリオを作成するべきです。
実績がなくても作成できる方法を後述していますので参考にしてください。
ポートフォリオで書いておきたい記載項目
ポートフォリオを作成する上で必須の項目について、ご紹介します。これらを押さえておけば、クライアントにアピールしやすいポートフォリオを作成することが出来るでしょう。
経歴を含めた自己紹介
基本的な自己紹介はポートフォリオの最初に書きましょう。
本名またはライターとしてのペンネームを記載した上で、あなたがどんな人なのか知ってもらうようにしましょう。
そのためにも、以下の4点については書いておきたいです。
- あなたが、どんなWebライターなのか
- Webライターになる前にやっていたこと
- Webライターになった経緯
- どんな心意気でWebライターの仕事に向き合っているか
また、テキストだけの情報では伝えられる情報に限りがあります。可能であれば、ご自身の写真を載せたり、テキストで伝えようとしている内容を視覚的に補足できる写真を掲載するのも手です。
ご自身の実写真を載せるのが難しい場合、ココナラなどでイラストレーターさんにアイコンを描いてもらうのがおすすめです。
2,000円程度でも素敵なアイコンを描いてくれる人はいます。
以上のような情報を掲載することで、あなたが何者であるかを伝えることが自己紹介のゴールになります。
保有している資格やスキル
保有している資格やスキルもアピールポイントになります。
Webライターとは一見関係ないように見える資格やスキルでも、そのジャンルに精通していることの証明になり、仕事につながることがあります。
例えば、ITパスポートを保有している場合、ITジャンルに一定の知見があることの証明になります。
そのため、IT系のジャンルのライティング案件に応募する際に有利になることがあります。それに、IT系の記事を書いてもらいたい個人や企業からオファーが来る可能性もあります。
以上のように、保有している資格がWebライティング案件の受注においてポジティブに働くこともあります。そのため、せっかく資格を持っているのでしたら、ポートフォリオにも記載をしておきましょう。
得意ジャンル
Webライターとして得意とするジャンルは、必須項目の中でも特に重要です。
なぜなら、企業側は、実績と同様にその人の得意ジャンルを確認するためです。
現に企業でWebライターの採用に携わってきた私自身、各ライターのポートフォリオに記載された得意ジャンルが自社のビジネスジャンルと合致するかを見ています。
得意ジャンルというのは、人よりも知識が深い、実体験が多い、といったアドバンテージがあることです。
初心者ライターの中には、「私には得意ジャンルなんてない」、という思い込みでポートフォリオに得意ジャンルの記載を躊躇してしまう人もいますが、難しく考えることはありません。
例えば同じスポーツを何年も続けていたら、詳しいので、得意ジャンルになります。それに趣味として続けていたものも詳しいので、得意ジャンルと記載しても問題ございません。
また、資格取得のために必死に勉強した経験があれば、それも得意ジャンルになり得ます。そのため、得意ジャンルはWebライター経験に関わらず、見つかるものです。
ただし、気をつけなければいけないのは、得意ジャンルを書くことは、そのジャンルの記事を書いていきたい、という事実上の意思表示になってしまうことです。
そのため、詳しいものの、そのジャンルの記事を書きたくない場合は、得意ジャンルとして記載しないのも手です。
これまでの実績
Webライターとしてのこれまでの実績を記載していきましょう。
どれくらいの期間、どれだけの記事を書いてきたのか、といった情報は記載したいです。それに可能であれば、過去に執筆した記事もサンプル記事として公開したいものです。
ただし、これまで受注した記事については実績として掲載して良いかはクライアントに確認しましょう。
仮に掲載許可を取っていない場合、実績の掲載OKと明記されている案件だけを公開するようにしましょう。
なお、実績が無いWebライター初心者の場合、後述する初心者向けのポートフォリオの作り方の欄で記載している内容をもとに実績を作るようにしましょう。
対応可能な業務範囲
あなた自身がどのような業務に対応可能かを記載しましょう。
なぜなら、Webライター向けのライティング案件では求められる業務要件が案件単位で異なるためです。
そのため、あなたが応募した案件にマッチしたWebライターであることを伝えるためには、案件で求められる業務ができることを示すことが重要です。
例えば、以下のように、できることをきちんと記載をしましょう。
- 既に構成案が決まった記事であれば記載ができる
- ライティングに加えて記事構成案まで作れる
- 記事内に埋め込む写真を撮影したり、画像の作成ができる
- インタビューなどの取材ができる
- 他人が書いた記事の校正・編集が可能
- 既に公開されている記事のリライトが可能
ただし、対応可能な業務を書く際には、過去に担当して問題なく取り組めた業務を中心に書きましょう。
できると記載をしたために案件は受注できたものの、企業側が期待する水準の成果物を納品できない場合、2回目の仕事が来なくなる恐れがあるためです。
そのため、対応可能な業務は、得意な業務に絞って記載をすることを考えた方が良いくらいです。
目安の納期やリソース状況を記載する
ポートフォリオには、記事作成に要する目安納期や稼働時間も記載しておきましょう。
目安の納期は、あなたが記事作成に対してどの程度の時間や日数がかかるのかを把握した上で明示することが重要です。
絶対に避けたいのは、あなた自身をよく見せるために無理な期日を書いてしまうことです。
短期間で記事を書いてくれるWebライターを求める企業はあります。
しかし、納品までの期間が短い案件においても、焦って品質が低い記事を納品すれば二度目の仕事が来ない可能性があります。
それに一度目安の納期を短く記載してしまうと、短い納期で納品してくれることを企業側は期待する以上、納品に少し時間がかかるだけで評価を落とします。
稼働時間も同様であり、稼働できると記載した時間は稼働できることを前提に企業側は案件を依頼します。万が一、稼働できると記載しただけの稼働ができない場合、信頼を失います。
そのため、稼働時間も目安納期もあなたが無理なく対応できる範囲の基準で書くようにしましょう。
参考単価・料金体系
ポートフォリオには、目安の単価も記載しましょう。
Webライターの仕事では文字単価が一般的ですが、文字数の目安を記載して記事単価で記載をするのも1つの手です。例えば、1記事1万円(目安文字数5,000文字)、等です。
他にも対応可能な業務によって単価を設定しておくと、料金体系としてわかりやすいでしょう。例えばディレクション費は1記事3,000円、画像加工は1点1,000円、といった具合です。
要件が複雑な場合は相談、といった注意書きがあると、トラブルを防げるでしょう。
連絡先・問い合わせ方法
ポートフォリオには、あなたに仕事の依頼をしたいと考えている人が相談や質問ができるように、連絡先や問合せ方法を記載しておきましょう。
なぜなら、連絡先や問い合わせ方法が明記されていない場合、あなたに仕事の依頼をしたい企業もあなたに連絡を取れないためです。
そのため、連絡が取れるメールアドレスやLINEやXのアカウントを記載しておきましょう。
また、連絡先の記載に加えて、お気軽にご連絡ください、という一文も添えておくとあなたに連絡をしたい人や企業が連絡しやすくなります。
ポートフォリオに記載できる実績の一例
実績例 | 詳細 |
|---|---|
| 過去に納品した記事の原稿データ | 自分が過去に納品した記事の原稿データはあなたのライティング力を証明する際に役立ちます。ただし、記事を納品した相手から掲載許可をもらう必要があります。 |
| 過去に納品をした記事のPV数や順位 | 作成した記事の数値データは記事が生み出す価値を示します。こちらも先方の掲載許可が必要ですが、記載できれば実力のアピールに繫がります。 対策キーワードにおける検索エンジン上の順位やリリース後のPV数は数値化できる実績になるので、見る側の目を引きます。 |
| クラウドソーシングサイト上の評価 | クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトの評価が高いと、安心材料になります。 |
| 引き受けた案件数 | どれくらいの案件数を対応してきたのか、というのは書きやすい実績です。数多くの案件を受けてきた場合は、経験豊富な人という印象を与えます。 引き受けた案件の種類が異なる場合、案件の種類別に案件数を分けて記載をすることも心がけたいです。 |
| 自分が運営するブログの記事や数値 | ご自身で運営するブログの記事や数値的な成果も十分な実績になります。どちらも著作権はご自身にある以上、掲載許可を取らずに掲載できます。 |
| お客さんからのレビュー | お客さんからのレビューがあれば、載せると良いでしょう。自分では気づかない魅力をアピールしてくれることもあります。ただし、こちらも掲載許可を取るのが望ましいです。 また、クラウドソーシングサイトに記載された顧客レビューを転記するのも1つの手です。 |
| 特定しない形での実績記載 | 過去に執筆した記事や実績を掲載することはできなくても、特定できない形で実績を記載するのも手です。 例えば、「大手求人サイトの記事を作成した経験あり」といった一文の記載などが該当します。 |
以上がポートフォリオに記載ができる実績の一例です。既にあなたに実績があるのでしたら、記載をするようにしましょう。
実績が無い初心者Webライターのためのポートフォリオ作成ステップ
実はWebライター初心者におすすめしたいポートフォリオの作成手順をステップ形式で解説します。
まだ実績のない初心者向けに書いているので、安心してお読みください。
STEP 1: ブログを開設する
実績がないWebライターがポートフォリオを作成する際に有効なのがブログの立ち上げです。
なぜなら、ブログを立ち上げて記事を書けば、ポートフォリオに記載できる記事の作成実績ができるためです。ポートフォリオに記載できる実績がないのであれば、今から作ればよいのです。
ブログはアメブロやはてなブログでも構いませんが、個人的には、以下のいずれかの環境を利用するのがおすすめです。
- note
- WordPress
noteは手軽に書けて機能性が高く、noteユーザーに読まれやすいという点でおすすめです。
また、noteの運営実績があれば、noteの記事を書いてほしい企業や個人の仕事を受けやすくなります。
もう1つのWordPressは、レンタルサーバーの契約が必要になりますが、ブログの運営を通してWordPressの操作方法を覚えられるので、WordPressの操作が求められる案件の受注がしやすくなります。
WordPressの操作を覚えられる点は大きなメリットなので、個人的にWordPressでのブログ開設をおすすめしたいです。
ですが、レンタルサーバーの契約の手間とコストをかけたくないのでしたら、noteを利用するのが良いでしょう。
STEP 2: サンプル記事を数本執筆する
ブログが開設できたらポートフォリオに記載するためのサンプル記事をいくつか作成してみましょう。
サンプル記事はあなた自身の得意ジャンルの記事がおすすめです。記事を作れば、そのジャンルの記事を書いた実績になる上に、知識があるジャンルなので、記事執筆に要する時間を節約できます。
サンプル記事は3本程度で構いませんが、余裕があれば適宜追加しましょう。また、サンプル記事はあなたのライティング力のレベルを伝える記事になるので、高品質の記事の作成を目指しましょう。
STEP 3: ポートフォリオ用のページを作る
ブログのサンプル記事という素材ができたら、実際にポートフォリオ専用のページを作成してみましょう。
ブログ内にポートフォリオページを作成していくのがわかりやすいですが、ブログ以外のツールを活用する方法もあります。別のツールを活用した方法については、後ほどご案内します。
少し話がそれましたが、ポートフォリオ専用のページで記載をしておきたい代表的な項目は以下の通りです。
- 自己紹介・経歴
- 保有している資格やスキル
- 得意ジャンル
- これまでの実績
- 対応可能な業務範囲
- 目安の納期やリソース状況
- 参考単価・料金体系
- 連絡先・問い合わせ方法
以上の項目の情報をまとめたページを用意し、企業側が見れるようにすれば、ポートフォリオを公開したことになります。
STEP 4: 作成した記事の実績を掲載する
作成したサンプル記事の数値上のパフォーマンスは、ポートフォリオに記載をしておきたいです。
なぜなら、数値的な成果が出ている事を記載をすれば、成果を出せる記事を書けることの証明になるためです。
例えば、記事の対策キーワードでの検索順位や記事のPV数は数値的な成果になります。特に対策キーワードで上位表示した事実を掲載すれば、検索エンジンで評価される記事を書けることの証明になります。
サンプル記事の文章レベルに加えて公開後の成果も十分なものであれば、あなたが実力があるWebライターであることを企業側に伝えられます。
そのため、サンプル記事を公開し、公開後に高い数値上の成果が出た際には、成果もポートフォリオに追記しましょう。
採用率を上げるためにポートフォリオ作成時に気を付けるべき事
せっかく作ったポートフォリオでも、採用されないと意味がありません。そこで、採用率を高めるポートフォリオを作成するための3つのポイントをご紹介します。
自分の強みを明確にアピールできている
ポートフォリオはあなたの強みが明確に伝わる内容にしたいです。
なぜなら、あなたの強みを明確にアピールできれば、他のライターではなく、あなたに仕事を依頼する意味を伝えやすくなるためです。
強みをアピールする際には、実体験に基づくものが良いでしょう。具体的なエピソードを出せるほうが、オリジナリティを出して他のWebライターと差別化できます。
特に過去に○○をやっていました、という過去の経歴や○○という資格を持っている、という客観的な事実とWebライターとしてできることを絡めるのがおすすめです。
例えば、過去に銀行で働いており、FP1級もあるので、資産運用や金融ジャンルの記事執筆を得意としています。
他にも、過去に仕事でPhotoshopを利用していたので、執筆した記事に掲載する画像の作成もできます、といった形です。
あなたの実績やスキルや経歴とWebライターとして提供出来ることを絡めることで、あなたの魅力が伝わる内容にしましょう。
数値やデータを活用して客観性を持たせる
ポートフォリオで伝えたい内容は数値やデータを利用して客観的な内容にしましょう。
なぜなら、客観的に書いたほうが実績や経験に信頼性が高まり、あなたのやってきたことの凄さを読み手が想像しやすくなるためです。
例えば何年やってきたのか、どれくらいの件数をこなしたのか、といった数値を出すことで、実績に客観性を持たせられます。
それに、執筆した記事の成果についてもPV数や対策キーワードの順位を数値化して伝えたいです。
また、これまでのお客さんの評判についても、実際に過去の顧客に評価された声やユーザーレビューを掲載した方が客観的に示せます。
以上のように、ポートフォリオで伝えたい内容は数値やデータを添えることで、客観的な裏付けを明確にした上で記載する事を心がけましょう。
視覚的にわかりやすいレイアウトにする
ポートフォリオを作成する際には、視覚的にわかりやすいレイアウトを心がけましょう。
なぜなら、見ずらいポートフォリオは、見る人がじっくりと見る気を失わせることがあり、どんなに良いことを書いていても読み手に理解されない恐れがあるためです。
一方で、視覚的に内容が分かりやすいレイアウトの場合、見る人が一目見るだけであなたが記載した内容を頭に入れることができます。
それに見やすいレイアウトのポートフォリオを作れることから、見た人には「見やすいポートフォリオを作れる人」というプラスの印象を与える事もできます。
そのため、ポートフォリオはテキストだけではなく、画像やアイコンや見出しや目次を入れる等して読み手に見やすくしましょう。
分かりやすく、見やすいレイアウトを意識するだけで、ポートフォリオの質は良くなるので、ぜひ意識しましょう。
定期的に更新し、新しい実績を追加する
ポートフォリオは一度作成して終わり、というものではありません。鮮度が命ですから常に最新の情報に更新していきましょう。
そのため、執筆の実績が増えた際にはポートフォリオへの反映は適宜行いたいです。それに、新たにスキルを得たり、Webライター経験の期間が長くなれば、情報のアップデートをするのが望ましいです。
数値が変われば見え方も変わりますから、ポートフォリオに記載された情報は適宜最新の情報に更新するようにしましょう。
誤字・脱字や文章力の低さを露呈する記事は掲載しない
採用されるポートフォリオを作る際に心がけたいことは、誤字・脱字が多い記事や文章力の低さが露呈する記事は掲載しない事です。
なぜなら、ポートフォリオに問題がある記事しかない場合、読み手はあなたを初心者ライターと認識する可能性があるためです。
よくあるケースとしては、誤字・脱字ばかりの記事や読み手の立場に立てていない日記のような記事です。
他にも根拠やデータがなく、不確かな情報をもとに主張を展開している記事の掲載も控えたいです。論理的な文章を書けない人、と思われる恐れがあるためです。
以上のような、Webライターとしての評価を下げることに繫がる恐れがある記事はポートフォリオに掲載しないのが無難です。
クライアントに無断で執筆記事を公開しない
ポートフォリオに記事を掲載する際には、事前にクライアントに掲載許可を取りましょう。
大前提としてブログ記事の著作権は納品後にクライアントに移る事は多いですし、実績掲載を不可にしている案件も少なくありません。
それに、掲載許可がない記事を勝手に公開していることが発覚すると、クライアントとトラブルになる恐れもあります。
そのため、ポートフォリオに実績を掲載する場合、掲載前に掲載許可を取り、掲載許可をもらったものだけを掲載するようにしましょう。
経験不足であっても初心者であることはなるべく書かない
Webライター初心者ほど自分の経験不足や初心者であることをポートフォリオに書いてしまいがちですが、やめたほうが良いです。
仕事としてお金を頂く以上、初心者だろうが経験者だろうが依頼主からはプロの水準の記事の納品が求められます。
それに、初心者や経験が浅いことを書く場合、ライティング報酬を減らされることや採用が見送られる理由を自ら書くことになります。
仮に初心者であったり、経験不足であってもそのことを正直に書くことはあまり良い結果が期待できません。そのため、ポートフォリオには記載をしないのが無難です。
参考になる先輩Webライターのポートフォリオ実例
実例紹介1:自身の専門性の高さを効果的にアピールしている例
実例紹介2:ブログを活用した例
ご自身のブログを活用してポートフォリオを作成されている方の例として、コタローノートというブログを運営されている梅澤浩太郎さんをご紹介します。
ただのライターではなく「Webマーケティングに強いライター」として、他のライターとの違いを明確に記載しているのがうまいです。
対応可能な業務別に単価も明確に書いているので、見る側としては何をいくらで依頼できるかを一発で掴めます。本当に見やすいです。
ブログを活用してポートフォリオページを作る際に参考にしてみると良いでしょう。
実例紹介3:noteを利用したポートフォリオ
noteを利用してシンプルでわかりやすいポートフォリオを作成されているのはMARIEさんです。
見出しと目次を使い、箇条書きで記載されていますが、対応可能な業務や執筆実績が分かりやすくまとめられています。しかも流し読みがしやすい上に、無駄な情報がないので、何ができる人なのかが伝わりやすいです。
まさに、noteならではの素朴さを上手く活用したポートフォリオといえます。noteを利用してポートフォリオを作ることをお考えでしたら、参考にするとよいでしょう。
ポートフォリオ作成に役立つツールと各ツールの特徴
次にポートフォリオ作成に役立つ代表的なツールをご紹介します。それぞれに特徴がありますので、自分に合ったものを使ってみましょう。
note
シンプルでわかりやすいポートフォリオ作成にはnoteの活用がおすすめです。
特にnoteでブログ記事を書いている場合、ポートフォリオもnote上に作成すれば作成の手間を最小限にできます。
noteには見出しや目次や文字を太字にできる機能が搭載されていますし、画像の掲載も可能です。そのため、シンプルながらメリハリを持たせた見やすいポートフォリオを作成することができます。
WordPress(ワードプレス)
WordPressもポートフォリオを作成する際に役に立ちます。
私個人としては、実績が不十分なWebライターはWordPressでポートフォリオを作成するのが一番だと思っております。
大前提としてWordPressは画像やテキストの装飾や見出し機能を使える上に、レイアウトのカスタマイズもできます。
それに、WordPressにはブログ投稿機能も通常備わっていいます。
そのため、ポートフォリオページの用意に加えてポートフォリオ内で紹介しておきたいブログ記事の作成並びに公開も1つのWordPressサイトで完結します。
加えて、WordPressでポートフォリオページを作成すれば、WordPressを問題なく触れることの証明にもなりますし、WordPressサイトを立ち上げた実績もできます。
以上のように、WordPressはこれから実績を作る必要があるWebライターにとってポートフォリオ作成の面でも実績作りの面においても望ましい環境です。
Googleドキュメント
Googleドキュメントを使えば、シンプルなポートフォリオを作成することができます。
自身の本名や活動実績を大々的に公開したくない人にGoogleドキュメントは特におすすめです。
というのも、Googleドキュメントはリンクを知っている人にだけしか閲覧できない以上、ポートフォリオの共有範囲を制限しやすいです。
しかも、Googleドキュメントの操作はWindowsのWordとほとんど変わらない以上、最低限のパソコン知識があれば比較的簡単に操作できます。
Googleドキュメントは使用料がかからず、無料で使えるので、さっとポートフォリオを作りたい人におすすめです。
edireco
Webライターに特化して、必須項目を押さえてとにかく簡単に作りたい人には、edirecoがお勧めです。
先ほどの先輩の事例にも出てきた通り、HTMLやCSSといった知識がなくとも必須事項を入力すれば、おしゃれなレイアウトのポートフォリオを無料で簡単に作ることができます。
Web上に公開できるので、自分のブログがなくても営業ツールとして活用しやすいのが良いところです。ペンネーム別にポートフォリオを作ることができるというのも嬉しい機能です。
Canva
様々なデザイン作成が簡単にできるCanvaですが、ポートフォリオのテンプレートも豊富にあります。
テンプレートのサンプル項目の内容を差し替えれば、ポートフォリオの内容が埋まっていくので、簡単な操作でポートフォリオが完成します。
しかも、Canvaはデザインに優れたテンプレートが多いため、デザイン性に優れたポートフォリオの完成が見込めます。
デザインにこだわったポートフォリオを作成したいWebライターにとってCanvaは特におすすめです。
ポートフォリオに対してWebライターがよく抱く6つの疑問
Webライターがポートフォリオ作成にあたり、よく抱きがちな疑問に答えていきます。
どのくらいの実績が必要ですか?
制作実績は多く載せれば良いというものでもないですが、少なすぎても問題です。目安としてサンプル記事は3記事程度は載せたいところです。
加えて、過去の実績を記載する際には、数値やデータを明記することも重要になります。例えば、○○というキーワードで検索順位〇位を取得。作成した記事が○○PVを達成、といった形です。
以上のように、数値やデータの裏付けがある具体的な実績を記載し、サンプル記事を3本程度掲載できれば十分です。
ポートフォリオを準備しなくてもWebライター活動はできますか?
ポートフォリオを持たずに活動しているWebライターもいますので、できないことは無いでしょう。ただし、ポートフォリオがあるほうが仕事を獲得しやすいのは間違いありません。
それに、Webライターが増えてきてポートフォリオ作成も一般的になっている以上、ポートフォリオの準備は事実上必須です。
なぜなら、ポートフォリオがないことは他のWebライターに見劣りするポイントになってしまう恐れがあるためです。
特にフリーランスのWebライターとして企業との直接契約を目指すのであれば、ぜひとも用意しておきたいところです。
ポートフォリオの更新頻度はどのくらいが理想ですか?
実績が増えたり、経歴に追記すべき事が発生するたびに、更新をするのが望ましいです。なぜなら、適宜更新をすれば、あなたのポートフォリオの内容が充実するためです。
以上のように、常に更新するのが理想ですが、逐一更新するのは大変だと思います。そのため、更新する頻度をルール化するのが現実的です。
更新頻度をルール化しておけば、ポートフォリオの更新を怠るリスクを下げることができます。
1つの目安の更新頻度としては、最低でも月に1回の更新です。
やり方の一例としては、毎月月初に、昨月に行ったことの中で実績として際立つものがあれば、ポートフォリオに追記する、というスタンスがおすすめです。
月1の更新は、更新に要する手間を最小限にしつつ、ポートフォリオを充実させることができるので、個人的には推奨したいです。
クライアントの許可を得ていない実績を載せてもいいですか?
繰り返しになりますが、クライアント側の掲載許可を得ていない状態での実績掲載は避けましょう。勝手に実績として掲載すると、そのクライアントとトラブルになる恐れがあるためです。
多くの企業は、許可なく製作した記事を実績として公開するWebライターに対しては良い気持ちを抱きません。それに、無許可の状態での実績掲載は、企業側にマイナスな心象を与える結果になる可能性が高いです。
結果として、今後の取引を見送られる可能性もあるので、絶対に無許可な状態で過去に執筆した記事のポートフォリオ掲載は避けましょう。
クライアントに掲載許可をもらうコツを教えてください
まずは掲載許可をいただくという立場ですから、メールなどで丁寧に依頼してみましょう。掲載許可の依頼をする際には、極力LINEやSNSのDMは避けてメールで依頼するのが無難です。
また、掲載許可をしてくれた際のメリットを提供することも考えたいです。例えば、掲載許可を認めてくれた場合、次の取引を割引する、などです。
他にも無償で1記事作成する代わりに、その記事をポートフォリオに掲載させてもらう、という方法もあります。
以上のように最初はメールで依頼をし、だめであれば、掲載許可を認めるメリットを伝えるオファーを出すと良いでしょう。
ポートフォリオを作ると単価は上がりますか?
単価が上がるとは言い切れませんが、今後上がる可能性は格段に高くなります。
ポートフォリオで実績をアピールできればお仕事を獲得しやすくなりますので、ライターとしての経験値が積み上がります。
その結果として、積み重なったWebライターとしての実績のおかげで、高単価な案件を受注しやすくなることは想定できます。
以上のように、ポートフォリオ作成後にすぐに単価が上がるとは限りません。ですが、長い目で見れば単価アップの実現に間接的に貢献できる可能性があります。
今回の内容のまとめ
今回は初心者のWebライター向けに、ポートフォリオ作成の必要性や効果的な作り方やポートフォリオの実例等について取り上げてきました。
Webライターが増えていく中、今後ますます差別化が必要になっていきます。
ポートフォリオはWebライターとしてのあなたをより魅力的に見せるものであり、他者との違いを伝える際にも役立つツールです。
そのため、他のWebライターと差別化して生き残りたいのであれば、ポートフォリオの作成は事実上必須です。
もしまだポートフォリオの準備をしていないのであれば、今回の内容を参考に作成してみてください。